「天気の子」での帆高の選択
「天気の子」での主人公、帆高のした選択を3つ取り上げたいと思います。
1.晴れか陽菜か
大雨という東京の人たち全体に被害を及ぼすものと陽菜の命を考えたときに、陽菜自身は天気を変えるために命を天に捧げようとした。
しかし、帆高にとっては、世界が変わることよりも、陽菜の方が大事であった。
このことが世界を大雨のままにし、そして陽菜を助けることに繋がった。
これは世界よりもそばにいる人が大切という利己的にも思えるかもしれないが、多くの人が持っている感情ではないだろうか。
2.拳銃を使うか
拳銃を使うシーンは初めの方から出てきており、実際に使った時は、陽菜から咎められている。
しかし、拳銃を持ち続け、大人の制止を振り払うように、ラストのシーンで再び使う。自分の選択を推し進めるために使っており、大人たちの正義、理屈ではなく、陽菜を助けたい一心で使っている。
3.雨に打たれるか、晴れた場所を探すか
島にいた頃に雨の降らない光さす場所へ帆高は自転車を走らせていた。
そして、島を出て、東京に行くとき、船の外で雨に打たれにいっている。
これは矛盾した行動のように見える。理屈じゃなくて気持ちで動いているのかもしれない。
これらの帆高の選択の理由を考えると面白いかもしれません。
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