天気の子 注目したところ
天気の子は新海誠監督が製作し、今年の夏に公開された映画です。
注目すると面白いかもしれない点を3点まとめました。
1.映画のバックグラウンド
帆高は離島出身の家出少年、陽奈は親がいないで弟と二人暮らしをしている。「君の名は」に出てくるようなおしゃれなカフェは出てこないし、お金がないような描写でより現実的に描かれている。また、雨の描写は5段階くらいに分かれて描写をされており、絵はとても細かく描かれているため、そこに注目するのも良いかもしれない。
2.大人と子供の描写
この映画の中の東京の大人たちはどこか冷たく、子供達の生きている世界とは別の世界の人々のように感じられる。大人たちは乱暴な描写をされる。子供の世界、大人の世界に注目してみると面白いかもしれない。
3.帆高と陽菜のやりとり
お互い生きづらさというのを感じていて、その中でも懸命に生きていることが彼らの会話から感じられる。決して豪華な食べ物は出てこないけれど、それでも楽しそうに生きようとしている。そして、帆高が考えた天気屋という仕事は陽菜に生きる楽しさを与えるが、その天気屋の仕事が問題になる。2人のやりとりの中の嘘などに注目してみると面白いかもしれない。
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他にも様々な細かい描写に注目してみるのもいいと思います。小説版やガイドなども出ているので、それらを参照することで、より詳しい分析も可能かもしれません。