「天気の子」と「君の名は。」の違い３選
「天気の子」と「君の名は。」の違いを大きく３つの項目に分けて紹介したいと思います。
1.楽観的か現実的か
「君の名は。」では登場人物は田舎にいても、都会にいてもどこか楽しそうで、日々の学生生活を楽しんでいる様子だった。背景としても綺麗な風景が描かれ、晴れた校庭で登場人物が話したり、部活を楽しんでいた。これは、楽観的な一面に思える。そして、隕石の落下のニュースという唯一の悲劇的なことに立ち向かう。そして、口噛み酒などの描写で現実離れしている感じもあった。
一方で、「天気の子」はずっと雨が続いているという背景の中、全体的に陰鬱な感じがあるように思える。経済状況もあまり良くない若者たちの描写は現代の若者の貧困を如実に反映しており、現実的な描写になっている。
2.中心が田舎か都会か
「君の名は。」では都会の描写はあったものの、田舎での問題点や、隕石の話が中心であったため、ストーリーの中心は田舎であったように思える。一方、「天気の子」では都会のことを中心に描かれ、帆高の島(田舎)の描写は少なかった。都会にきた帆高の描写ばかりでラスト近くに少し帆高の島の描写がある程度だった。
3.大人と子供の関係性
「君の名は。」では、大人と子供の対立のようなものは見られず、三葉も家族と仲良く暮らしているようだった。しかし、「天気の子」では、大人と子供の立場の違いや対立がストーリー上で見られた。ラストのシーン近くでの加賀さんと帆高の会話の部分でもその特徴が見られる。
その他色々と考えさせられるシーンがある作品なので、また見てみたいなと思います。
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