エイト’s diary

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天気の子 深読みしたい箇所

天気の子について、深読みしてみたい箇所を3つほど紹介したいと思います。

 

 

 

1.空から降るものの意味は? 

「天気の子」では、空から降る雨は、人々を何と無く陰鬱な気持ちにさせるものとして描かれています。

普段はずっと続く雨ですが、陽菜だけが晴れにする能力を持っており、その晴れ女の能力によって空から光がさすようになり、彼女の周りは晴れになって、人々を幸せな気分にします。

前作、「君の名は。」で美しい空を描きながら、隕石が空から落ちてくるという絶望的な状況を新海誠監督は描きました。

君の名は。」「天気の子」では、空はとても美しく描かれます。

しかし、空から降るものに対しては何か暗いイメージをつけようとする意図があるのでしょうか。

 

2.人生で何を求めるのか?

帆高は田舎の島を出る前に回想にて、自転車で走っていました。

帆高は島の中では、必死で雨雲の外の晴れの場所まで自転車で走っていました。

彼は自由を求めて、東京に行ったのかもしれないと思うかもしれませんが、性格な理由は語られません。

人生においてどのようにいきて行くのかという問題意識がこのシーンで観客に与えられているのかもしれません。

 

3.普通とは何か?

この作品では、雨が降り続ける世界を描いています。

この作品では最終的にそんな世界を受け入れる姿が描かれました。

そして、昔からあるような、世界が狂っていて、それを直す、世界を元どおりにするという物語は描かれませんでした。

通常の話だと、世界を取り戻す、元どおりにするという意図で作品は作られることが多そうですが、世界はもともと狂っていて、それを受け入れるという解釈をするところが、普通の作品と違うところです。

社会にとって、普通とは何か?

私たちが普通と思っているものは正しいのか?

そのようなことを考えさせられます。

 

他にも色々と深読みできる箇所が多い作品です。

今後も色々と考察していきたいと思います。

 

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天気の子

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小説 天気の子 (角川文庫)

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